ごぼうのハンバーグ |
ソースは肉汁に赤ワイン、バルサミコ酢、醤油、バターを加え煮詰めたもの。
付け合せは里芋のマッシュポテト、サニーレタスとキャロットラぺ。
高山なおみさんの「日々ごはん①」2月のおまけレシピのごぼうハンバーグ。
高山なおみさんも「日々ごはん」も今さら、なのだけれど実はおととい手にとったばかりなのです。
最近のお料理の本はとても綺麗だけれど応用がきかなかったりするので実用書的なもので基本を学ぶか、またはレシピはあいまいでも共感できる方のエッセイを読んでイメージをひろげるようにしているのです。で、すっかり彼女の本はいまどきなお洒落料理本だと思っていたのです。
ところが内容はシンプルで深く、そしてエッセイでもなくて日記だった!
日記だからか、彼女のリアルな生活と仕事と食事だからか、読みすすめるほどになぜか自分の生活のことを考えてしまって、自分のトロいとことか、なまけものなとことか、段取りが悪いとことか、それゆえ作ったり漬けたりしてみたいことを数年もあたためてしまっていることとか、もっと陽がでてるうちにお料理したいなぁとか、もう数年あたためると私いくつだよ!?とかとにかくいろいろじんわりと刺激していただける不思議なかんじ。
日記だけど日記だからか非常に影響されてしまってます。
すっかり夢中です。
なので1章目にでてくるごぼうハンバーグを作りました。
分量は本の通り。
とってもシンプルに合いびき肉、たまねぎ、卵、パン粉をまぜるだけ。
しかし自分でいうのもなんですが激しく美味い!
ハンバーグつくるのなんて中学校の調理実習以来かもしれないのに。
もちろんレシピもいいのでしょうが、丁寧にポイントを押さえて作ると美味しくできるものみたいです。
ごぼうの香りは皮近くにあるのでやさしくタワシでこする程度で、ひき肉をこねるときはギュウギュウとせずに手をまことちゃんのグワシ!の中指も折った状態にしてグルグルグルと一定方向に混ぜ続け、うまい焼き方は良く分からないけれどフライパンに押し付けたりせずじっくり焼くことかしら。
とにかく素晴らしく柔らかくジューシーなハンバーグが出来上がったのでした。
グルグルするとこねなくてもだんだんねっとりと材料が混ざってくるのが不思議なのだけれど、すごーく疲れるので「グワシ!」と叫んでテンションあげないと作れません。そしてそこまでして自分のためだけにひき肉を練っている自分ってどうなんだろう、とふと思うのでした。