アサリと豚肉のアレンテージョ風 ピマン・デスペレット風味 |
玉村豊男さんのレシピです。
ポルトガル東南部地方のお料理で、海と山があるからこのお料理が生まれたのでは、という話なのですがそれをいうなら日本は海と山ですからねぇ。
そんな訳なのかどうかは別として簡単なのにかなり美味しいのでひいきにしているお料理です。
豚肩ロースをテキトウな大きさに切ってオリーブオイル、塩、白ワイン、にんにく、ハーブで少々マリネ。
それをソテーしてアサリを加えて白ワインで蒸し焼けば出来上がり。
豚肉に含まれるビタミンB1は脳と中枢神経の働きを良くし、またアサリは薬膳では精神を安定させる安神(あんしん)の効能があるといわれているので心穏やかになるお料理ですね。
今回はアクセントでフランスバスク地方の唐辛子、Piment d'Espelette A.O.C.(ピマン・デスペレット アーオーセー)を加えました。
先日両親がフランスに行ったときに買ってきてもらったものです、しかもわざわざ高級食材店ALBERT MENES(アルベール・メネス)のです。
だってボトルがかわいいんですもの。
AOCとは「原産地統制呼称」と日本語では訳されていまして、その地方で一定の条件を満たした商品だけがその商品名を名乗れるという認証です。
ワインやチーズは知っていましたが唐辛子もAOC制度をとっているとは知りませんでした。
ちゃんと2010年収穫、と書いてあります。
フランスではここ数年で有名シェフも愛用する人気なスパイスになっているようです。
お味はというと香りはとてもよく、そしてあまり辛くありません。
混ぜ込むというよりは最後にぱらぱらとかけたほうがひきたちそう、あとはホットチョコレートとか焼き菓子にアクセントで振りかけたら良さそうな、そんなスパイスです。
あとは
しめじのソテー、水菜、豆腐のシーザーサラダドレッシング
えび、きゅうり、オクラ、みょうがの塩昆布もみポン酢風味
ピーマンと油揚げのお味噌汁
ごはん
アサリの豚肉~の残り汁をごはんにかけると絶品です。